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“夜間頻尿”と前立腺肥大症の深い関係

「年のせい」と諦めていませんか?
夜中に何度も目が覚める“夜間頻尿”と前立腺肥大症の深い関係

 

今回の記事では、お悩みが多い「夜間頻尿」と前立腺肥大症の関係についてお伝えします。

 

夜中に何度も目が覚める“夜間頻尿”に悩んでいませんか?

夜中に何度もトイレに起きてしまう症状を「夜間頻尿」と呼びますが、これは決して「年齢による単なる老化現象」だけでは片付けられません。
50歳以上の男性の約半数にみられるとされる「前立腺肥大症」が、その裏で深く関係しているケースが多いと言われています。

では、なぜ前立腺が大きくなると、夜の睡眠が妨げられてしまうのでしょうか?
その理由は、前立腺の肥大がもたらす「膀胱への2つの影響」にあります。

 

 

理由①  尿道が狭くなり、膀胱が「過敏」になってしまうから

前立腺は、男性の膀胱の真下にあり、尿道を取り囲むように位置しています。
前立腺が肥大して尿道がギューッと狭くなると、尿を出すときに強い「抵抗(ブレーキ)」がかかるようになります。

すると膀胱は、狭い隙間から無理やり尿を押し出そうとして、いつも以上に力を入れて頑張らなければならなくなります。
この状態が続くと、膀胱の筋肉が次第に分厚く、そして硬く変化してしまいます。
硬くなった膀胱は柔軟性を失い、少し尿が溜まっただけでも「もう限界だ!」と過剰に反応するようになります(膀胱の過敏化)。
これが、夜間の激しい尿意を招く原因の1つです。

 

 

理由②  出し切れなかった「残尿」が、膀胱のキャパを圧迫するから

尿道が狭くなると、がんばって力んでも尿をすべて出し切ることが難しくなります。
本来であれば、排尿後の膀胱は空っぽになるはずですが、前立腺肥大症が進行すると、本人は全部出したつもりでも、膀胱の中に常に数十ミリリットル以上の尿が残ってしまう現象(残尿)が起こります。

仮に膀胱の全体のキャパシティが300mlあったとしても、最初から100mlの残尿があれば、実質200mlしか溜めることができません。
つまり、夜間に膀胱が満タンになるスピードが物理的に早くなってしまうため、必然的に何度も目が覚めてトイレに駆け込むことになるのです。

 

 

放置は禁物。まずはご自身の「状態」を知ることから

夜間頻尿による睡眠不足は、日中の集中力低下や疲労感に直結し、生活の質(QOL)を大きく低下させます。
さらに、何度も暗い寝室からトイレへ移動することは、高齢者の場合は転倒や骨折のリスクを高める原因にもなり、決して軽視できない問題です。

前立腺肥大症は、初期段階であれば、膀胱の緊張を和らげるお薬や、前立腺を小さくするお薬など、適切な薬物治療で劇的に症状を改善させることができます。

「歳を取ったから尿が近くなるのは当たり前」と我慢せず、まずはご自身の排尿の状態を客観的にチェックしてみることが大切です。

当サイトでは、国際前立腺症状スコア(IPSS)を用いた簡単なセルフチェックをご用意しています。
気になる方は、ぜひ一度ご自身の「肥大度・重症度」を測ってみてください。

セルフチェックをやってみる

 

 

七夕の願い事は「トマト」に託す?夜空を見上げる前立腺ケア

7月7日は七夕ですね。街を歩くと、色とりどりの短冊が揺れる笹飾りをあちこちで見かけます。
ところで、あの七夕飾りに、短冊だけでなく「ナス」や「キュウリ」、「トマト」といった夏野菜を模した飾りが含まれているのを見たことはありませんか?
実はこれ、「今年も豊かな作物が実ってくれてありがとう」という、夏野菜の収穫への感謝と祈りが込められた由緒正しい風習なのです。

さて、そんな夏野菜の代表格といえば、真っ赤に実った「トマト」。
実はこのトマトこそ、40代以降の世の男性陣が絶対に味方につけるべき、「前立腺」の救世主だということをご存じでしょうか。

 

 

なぜ「トマト」が前立腺の相棒なのか?

前立腺は尿道を取り囲む臓器のため、加齢とともに前立腺が肥大してくると、尿道をギューッと圧迫し、「尿のキレが悪い」「夜中に何度もトイレで目が覚める」といった、おしっこの悩みの原因になります。
私たちの体は、ストレスや加齢、乱れた食生活などによって、細胞を傷つける「活性酸素」というサビ物質を生み出してしまいます。
前立腺は非常にデリケートで、活性酸素によるダメージを受けやすい組織と言われています。
そこで活躍するのが、トマトの赤色成分である「リコピン」です。
リコピンは、非常に強力な「抗酸化作用」を持っています。その実力はビタミンEの100倍以上! 実際に56万人以上を対象とした海外の大規模なデータ解析(※)でも、リコピンの摂取量が多いグループは、前立腺の健康リスクが有意に低いことが分かっています。
つまり、毎日の食卓にトマトを取り入れることは、体や前立腺をサビから守り、若々しい「キレ」を健やかに保つための、とても心強い味方になってくれるのです。
*『Lycopene and Risk of Prostate Cancer: A Systematic Review and Meta-Analysis』(2015年発表)

 

 

トマトを食べるなら「朝」が最強のゴールデンタイム

「よし、今日から毎日トマトを食べよう!」と思った方に、ぜひ知っておいていただきたい最新の栄養学があります。
実は、トマトを食べる時間帯によって、その効果に大きな差が出ることが分かっているのです。
結論から言うと、トマトを食べるなら「朝」が最強です。

 

日本のトマト研究の第一人者であるカゴメ株式会社の研究(2015年・2016年の日本食品科学工学会等での発表)によると、朝・昼・夜の3つの時間帯のなかで、「朝」にトマトを摂取したときが、リコピンの体内への吸収率が最も高くなることが「ヒト試験」および動物実験で科学的に実証されました。
朝起きて、空腹の状態でトマトを摂取することで、リコピンが効率よくスムーズに体内に吸収され、前立腺をはじめとする全身の細胞へと行き渡りやすくなるのです。

 

吸収率をさらに上げる、リコピンの力を120%引き出すにはコツがあります。
リコピンはトマトの「細胞壁」という固い殻の中に閉じこもっているため、生でそのまま食べるよりも、【加熱】と【】を合わせることが重要です。

 

加熱する: 火を通すことで細胞壁が壊れ、リコピンが外に飛び出します。

油と一緒に摂る: リコピンは油に溶けやすい性質があるため、油と合わせることで体内への吸収率が約3〜4倍に跳ね上がります。

 

忙しい朝にぴったりなのが、市販のトマトジュースを使ったひと工夫です。
ジュースにオリーブオイルを数滴ポタポタと垂らし、レンジで少し温めるだけで、体も温まる美味しいトマトスープになります。
「朝」「加熱」「油」という、リコピンを上手に摂るためのヒントがすべて詰まっていますので、ぜひ明日の朝食に1杯、プラスしてみてはいかがでしょうか。

 

七夕は織姫と彦星が年に一度、天の川を渡って再会を果たす夜。
夜空に美しく流れる天の川を見上げながら、ふと「最近、自分の方の“流れ”のキレはどうだろうか…」と、ご自身の健康に目を向けてみてはいかがでしょうか。
今年の7月7日は、「いつまでもキレよく!」と願いを込めつつ、翌朝の食卓にはぜひ真っ赤な朝トマトを添えて。
美味しく効率よく前立腺を労って、すっきり爽快な夏をスタートさせましょう!

少しづつでも出来ることから、日常生活を整えるセルフケアを取り入れて、夜間頻尿に悩まない毎日を送りたいですね。
当サイトの『病院検索』で、お近くの泌尿器科の先生を探してみてください。

 

 

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