患者さまの声 Vol.1

『夜間頻尿にさよなら!手術による改善で取り戻した日常生活』
(89才の患者さまと、ご家族にお話しをお伺いしました。)
Q1.ご自身が前立腺肥大症だと自覚したきっかけは何でしょうか?
A. 実は、これまでに自分が前立腺肥大症だと自覚したことはありませんでした。おしっこが出にくいと感じたこともなかったくらいです。
Q2.なぜ、前立腺肥大症であることが判明したのでしょうか?
A.初めて、市のがん検診を受けたのですが、PSA検査を受けた結果、値が高かったので、内科の主治医から泌尿器科での受療を勧められました。
それで検査入院をして、前立腺肥大症と診断されました。
Q3.前立腺肥大症に対する手術を勧められた際のお気持ちはいかがでしたか?
A.正直言って、とても怖く不安になりました。手術後に、尿道に管を入れると聞いて、自分の年齢も年齢だし、「手術後に、管を入れて生活するのは嫌だな」と思いましたし、ずっと尿道に管を入れたまま、生活するのかと勘違いして躊躇しました。でも、手術の段取りを聞いているうちに、妻から手術を受けた方がいいのではないか、と勧められました。
Q4.それでは、奥さまにお伺いします。旦那様に手術をお勧めになった理由をお聞かせください。
A.(奥さま)泌尿器科の先生から、CVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)による手術を勧められたんです。私は全然CVPのことは存じ上げておりませんでしたので、帰宅してから調べてみました。CVPは、さほど危険な手術ではないと思いましたので、夫に手術を勧め、手術を受けることを決意してくれました。ですが、手術への不安や躊躇が、夫にはあるように感じましたね。
Q5.どのようにその不安や躊躇は払拭されたのでしょうか?
A.私は糖尿病コントロール目的での事前に入院期間があったのですが、入院してから、病院生活について毎日メモを取っておりましたし、手術をしてくださった泌尿器科の先生が毎日病室に来てくださったので、安心感がありましたね。
Q6.実際にCVPを受けてみて、いかがでしたか? 感想を教えてください。
A.手術中は麻酔がかかっていたので、気がついたら病室にいました。術後の痛みも全くなく、尿道に管を入れて灌流していたことも覚えてないですね。実は、管を抜いた後、お風呂に入る時に、自分で手術跡を探したのですが、傷口が無く、とても感動しました。
Q7.手術後の経過はいかがでしたか?
A.全く痛みがなく、いつの間にか退院できました。糖尿病のコントロールもできましたし、入院生活はとても快適でした。
Q8.手術を受ける前と比較して、改善した実感はありますか?
A.手術する前は、夜間排尿のため1~2回起きていましたが、手術後は1回も起きずに、よく眠れるようになりました。1回でするおしっこの量がとても多くなった気がします。
特に、朝一番でするおしっこの量はとても多く、すっきりとおしっこが出るようになったので、手術による改善を実感しています。
Q9.では、手術による改善で、日常生活にもいい影響があったのですね。
A.今まで88年間生きてきて、一度も泌尿器科にかかったことがありませんでした。夜中にトイレに行きたくて目が覚めることや、おしっこをした後の残尿感は感じていましたが、「年齢のせい」や「こういうものだから仕方ない」と決めつけていましたけど、本当に、手術を受けてよかったと思っています。
Q10.ご家族の方は、手術による日常生活の改善について、何か仰ってましたか?
A.妻は、「CVPを受けて本当に良かった」と言っていましたね。
Q11.前立腺肥大症治療に関して、お薬を飲み続けるよりも手術を選んだことについてはいかがでしょうか?
A.手術を受ける前は、私も薬を飲み続けていました。ですが、手術を受けてみると、薬を飲み続けるよりも手術を選んで本当に良かったと思っています。
Q12.これから前立腺肥大症に対する手術を受けようか迷っている方達に、アドバイスをお願いします。
A.患者さん:医療に関して、新しい手術は医師のお話を聞くことが最も大切だと思います。医師にお任せするのが一番です。
そして、CVPは本当にお勧めのできる手術だと思います。もし、手術を受けようか悩んでいる人がいたら、絶対にお勧めしたい。
私も当初は、手術を嫌がっていましたが、手術を受けてみて本当によかったなと心からそう思っています。