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患者さまの声 Vol.2

患者さまの声 Vol.2

 

『大好きなお酒をこころゆくまで楽しみたい。だから私は前立腺肥大症手術を選びました。』

(74才の患者さま)

 

 

Q. 今までに、おしっこが出にくいと感じて、病院で診察を受けたことはありましたか?

A. 60才代前半くらいに、自覚症状は無かったのですが、血尿がありまして、心配ですし、怖いので、近所にある泌尿器科で受診をしました。その時は、原因が分からず、お医者さんからも「様子を見ましょう」ということで経過観察となりました。その後、しばらく受診しまして、「前立腺肥大症の傾向がありますね」と、お医者さんから言われまして、経過観察が続きました。

 

 

Q. ご自身が前立腺肥大症だと自覚したエピソードがあれば教えてください。

A. 60才代後半になってから、おしっこの出が悪くなってきたな、と思っていたのですが、年齢的に仕方ないのかな、と思っていました。おしっこに行きたい、とトイレに行く回数が多かったですし、1回のおしっこの量は少なくて、残尿感がありました。

 

 

Q. なぜ、前立腺肥大症であることが判明したのでしょうか?

A. お正月に、息子夫婦が来て、たくさんお酒を飲んだんです。たくさんお酒を飲むと、おしっこに行きたくなるじゃないですか。最初にトイレに行った時は、おしっこが出たのですが、2回目にトイレに行くと、おしっこが全く出ないんですよ。お風呂に入って、血行を良くしたら、おしっこが出るかなと思い、入浴しましたが、全く出なくて、それから苦しくなり、救急車を呼びました。夜中の4時頃に搬送されまして、尿道に管を入れて帰宅しました。

 

 

Q. 前立腺肥大症の手術を受けることになった経緯についてお聞かせください。

A. 救急車で搬送されて尿道に入れていただいた管を翌日抜くために、翌日、受診したんですね。その際に、看護師さんから「今後どうされますか?泌尿器科の予約を取りますか?」と聞かれ、泌尿器科の予約を取ってもらいました。その際、泌尿器科の先生からレーザーによる前立腺肥大症手術について紹介を受けました。

 

 

Q. 手術内容についてお聞きして、すぐに手術を受けようと思われましたか?

A. 先生からは、CVP(接触式レーザー前立腺蒸散術)を勧められましたが、正直言って、すぐには決められませんでした。

 

 

Q. 手術を受けようと決断できた理由についてお聞かせください。

A. 私の知り合いで、前立腺がんの手術を受けた方がおりまして、その方から、「最新の手術は出血も少なく、体への負担が無いよ」と聞きました。それで、インターネットで調べましたら、その泌尿器科の先生が、最新の手術としてCVPを行っていることを知りました。それで、こちらから泌尿器科の先生に手術を依頼しました。

 

 

Q. 実際にCVPを受けてみて、いかがでしたか? 感想を教えてください。

A. 手術後に、尿道に管を入れて灌流するのですが、手術というよりも、その灌流の処置が手術後すぐは辛かったですし、本当に良くなるのか、不安でした。でも段々と、灌流の処置も気にならなくなりまして、管を抜いたら気分が変わりましたね。日に日に良くなっている実感がありました。

 

 

Q. 手術後の経過はいかがでしたか?

A. 灌流するために尿道に入れている管から尿バックに流れる尿の色に関心を持って入院していました。血尿がどう改善するのか楽しみでした。退院後、家での力仕事や自転車に乗ることで血尿が出やすいと聞いていましたので注意していましたが、妻が不在時に、掃除機をかけてまして、その際に尿の色が濃くなったのですが、1~2日ほど、様子を見てましたら、尿の色が薄くなりましたのでホッとしました。
その後も、尿の色チェックを続けていましたところ、尿の色が濁ってきまして不安になりました。泌尿器科の先生から、「レーザーを当てた部分の組織が綺麗になる時に出るカスだから心配いりません。カスはどんどん出てくると思うので、水分を多く摂ってください」と言われ、安心しました。その後、どんどん尿の出がよくなりました。

 

 

Q. 手術を受けて、改善した実感について教えてください。

A. 手術後の痛みについては、手術してから2~3週間後から、日増しに無くなっていきました。尿の出については、尿の通りが良くなって、勢いが増してきましたので、良くなってきたなと実感しましたね。

 

 

Q. 手術を受けてから、具体的に日常生活がどのように変わりましたか?

A. 手術を受ける前は、夜中に3回くらい、トイレに行きたくて起きていたんですね。夜に飲む水分量にもよりますが、手術を受けてからは、夜中にトイレで起きる回数はほとんどありません。多くても1回程度で、本当に熟睡できるようになりました。

 

 

Q. ご家族の方は、手術による日常生活の改善について、何か仰ってましたか?

A. 私自身、「手術を受けて良かった」と常日頃言っておりますので、家族も「よかったね」と言ってくれています。

 

 

Q. 前立腺肥大症治療に関して、お薬を飲み続けるよりも手術を選んだことについてはいかがでしょうか?

A. 手術を受けずに生活していても、お酒を飲み過ぎると、また尿閉を繰り返すと聞きました。手術を受けたことで、今は安心してお酒が飲めますので、本当に楽しく過ごせています。
私自身、薬を飲み続けることに抵抗もありましたし、お酒を楽しめないのは嫌なので、手術を選びました。

 

 

Q. これから前立腺肥大症に対する手術を受けようか迷っている方へアドバイスをお願いします。

A. 実際に、病院で知り合いに会った時に、手術を受けることについて相談されました。私は、「不安かもしれないけど、思い切って手術を受けた方がいい。私は手術を受けてよかったので、手術をお勧めします」と、知り合いに伝えました。
手術を受けることで、常日頃、尿のことを気にしなくてすみますし、これまでにも、水やお酒を飲み過ぎた時に、電車の中で我慢できないことがありました。恥ずかしい思いをしなくてよくなりました。
尿の心配から解放されますので、絶対に手術を受けた方がいいと思います。子どもの頃のような尿の勢いを取り戻すことができて、感動しますよ。