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患者さまの声 Vol.4

患者さまの声 Vol.4

 

『手術は痛みもストレスも感じませんでした。

 気がつくと、いつの間にか尿意のストレスから解放されていました。』
(千葉県千葉市在住 年齢70歳の方)

 

 

Q. 前立腺肥大症の治療を受ける事になった経緯をお聞かせ下さい。

A.  2014年の12月に、年末ということもあり会食をしていた時のことです。
たくさんお 酒を飲んで家路につき翌日になると突然の腹痛に襲われました 。
最初は食あたりによる腹痛だと思いました。それで自宅近くの総合病院で診察を受ける事になり、色々な検査を受けた結果、尿閉で膀胱が圧迫されて急激な腹痛を引き起こした事が判りました。

 

 

Q. 今までにおしっこが出にくいと感じて病院で診察を受けたことはありましたか?

A. 確か に年齢と共におしっこの勢いが弱くなったり量が少なくなった、と感じたことはありました。ただ、病気とは思いませんでした。加齢によるものかな、くらいにしか思いませんでした。
がん検診や健康診断などは定期的に受けていますが、特に医師との面談でもおしっこがしにくい事は気にも留めていませんでしたのでこちらから相談することはありませんでした。

 

 

Q. 自宅近くでの総合病院で前立腺肥大症と診断を受けた後、どのような治療を受けましたか?

A. 尿道にカテーテルを入れて、膀胱に溜まったおしっこを出しました。すると、あれだけ痛かったお腹の痛みが消えました。それで、治療を希望したところ投薬治療が始まりました。

 

 

Q. 手術を受けることになった経緯をお聞かせください。

A. 2種類のお薬を飲んでいましたが、お腹に力を入れないとおしっこが出にくく、お薬を飲んでも夜間頻尿で夜中に目を覚ます回数が 2 回から1回に減るだけでしたので、せっかくなら手術を受けて、楽におしっこができる様になりたいと思いました。

 

 

Q. 前立腺肥大症レーザー手術の存在はどのようにお知りになったのでしょうか?

A. 自宅近くの総合病院で手術の希望を伝えると、 患者数が多く手術日程がかなり先になる事を伝えられたので、「早く楽になりたい」「せっかくなので前立腺肥大症手術で有名な医師に手術して欲しい」との思いから、自ら、前立腺肥大症手術で有名な病院を探して診察を受ける事となり、その病院で行っている前立腺肥大症レーザー手術の説明を受けたので、その治療を受ける事になりました。

 

 

Q. 実際に前立腺肥大症レーザー手術を受けた感想をお聞かせください。

A. 手術自体は麻酔をかけて行われるので、別段痛みなどは感じませんでした。意識がはっきりした時には病院のリカバリールームのベッドにいました。早朝に手術をして、その日の夕方には退院をしました。尿道にカテーテルを入れた状態で退院をして、数日後の通院時にカテーテルを抜きました。
まったく血尿などは 無く、尿にまじってカスのようなものが出てきました。

 

 

Q. 術後の経過はいかがでしたか?

A. 手術前と比べて、手術直後はおしっこの出が特段よくなった感じはしなかったのが正直な感想です。
ただ、日を追うごとに段々と、おしっこをし終わった後の爽快感やトイレに行く回数や急におしっこをしたくなる事が少なくなり、今では全く無くなりました。 前立腺肥大症と診断される以前から、おしっこが出にくいと感じた時と比べると、今はすごく楽なので、「もっと早く病院に行って手術してもらっていたら」と思います。

 

 

Q. 術後の導尿カテーテルを外した後、自発でおしっこを出す際に違和感などはありませんでしたか?

A. 手術後に痛みやムズムズ感などは、手術後に痛みやムズムズ感などは、特段感じませんでした。ただ、手術した後におしっこに小さいカスの特段感じませんでした。ただ、手術した後におしっこに小さいカスの様なものが混じって出てきたりしたので、「なんだろう」と感じたことはありました。ただ、手術後の通院時に手術して頂いた先生から、手術後はカスの様な組織が出てくるけど時間が経てば落ち着くと説明を受け、手術後はカスの様な組織が出てくるけど時間が経てば落ち着くと説明を受け、気にしないでいたら、いつの間にかおしっこにカスが混じる事は無くなっていました。

 

 

Q. 手術を受けて、生活の質は向上しましたか?

A. 私は週末に家族とドライブに行ったり、旅行に行ったりするのですが、高速道路を使う事が多いので、前もってパーキングエリアを調べたり、パーキングエリアでトイレに行っても 30 分後には、また尿意を催すので、常に頭の中にトイレのことがあり、集中しにくかったり楽しめない事がありましたが、今はそのようなストレスが無くなったので、安心して旅行やドライブに行くことが出来ます。
家族からも、今までは「お父さん、トイレ長いよね」とか「しょっちゅう、トイレばかり行くね」等と言われたりしましたが、今ではそんな事も言われなくなりました(笑)。

 

 

Q. 前立腺肥大症の治療で、お薬を飲み続けるよりも手術を選んだことについてはどうでしょうか。

A. 診断を受けてから手術を受けるまでの数ヶ月間、薬を飲んで症状を抑える事をしていました。薬は、 2 種類で 1 日 2 回の服用でした。確かに、何もしないよりは薬を飲んだ方が症状は軽減されましたが、私の場合は夜間にトイレに行きたくて起きた回数が、 2 回が1回になったぐらいで、根本的な解決にはならない、と感じたので手術を希望しました。 手術後は、薬を飲まなくてもよくなりました。

 

 

Q. 現在、前立腺肥大症と思われる患者さんはたくさんいますが、実際に病院で診察を受けている患者さんは少数です。そのような患者さんに向けて伝えたいことはありますか?

A. 年齢を重ねるにつれて、おしっこががしにくくなったと感じる事が多いと思います。「年齢的に仕方ないか」と思う前に一度、病院で診察を受けて治療をしてもらうことをおすすめ します。おしっこが楽になるだけで、こんなにストレスが無くなるのか、と感じることが多々あります。いきまずにおしっこが出来る,頻繁に尿意をもよおしたり、急におしっこがしたくなる、おしっこの 時間が長い,おしっこをした後の残尿感、など一日に費やすトイレの時間や、トイレに関するストレスは厄介なので、そのストレスから解放されると、本当に楽になると思います。