患者さまの声 Vol.5
患者さまの声 Vol.5
『血液サラサラのお薬を飲んでいても大丈夫!
前向きに人生を歩むきっかけとなった手術を受けるという選択肢』
(神奈川県在住 年齢60歳代の方)
Q . 前立腺肥大症を自覚したのはいつ頃でしたでしょうか?
A. 60代の年齢になってから、仕事の打ち合わせ最中に突然トイレに行きたくなる事が増えました。実際に病気として困ったことはありませんでしたが、トイレの為に仕事を中断したり、夜間にトイレで目覚めることにより寝不足気味になったりするので、泌尿器科のクリニックに通うようになりました。
Q. 前立腺肥大症の手術を受けられた経緯を教えてください。
A. 当初は、最初に診察して頂いた泌尿器科のクリニックで、前立腺肥大症用のお薬を処方して頂き服用していました。約1年 ほど処方された2種類のお薬を毎日飲んでいましたが、私は50才台に虚血性心疾患を罹患し冠動脈ステントを留置しましたので、抗血小板薬など4種類のお薬を既に服用していましたので、これ以上毎日飲むお薬が増える事は避けたいと思うようになりました。お薬の種類や量が増えることで、飲み忘れの危険性もありますし、お薬の効果をあまり実感しなかったので手術を受けたいと思うようになりました。
Q. 手術を受ける病院はクリニックからご紹介されたのでしょうか?
A. いいえ、自身で探しました。
クリニックで手術の希望をお伝えすると、従来の前立腺肥大症手術の危険性等を教えて頂きました。何か、安全で有効性の高い手術は無いか、とインターネット等で探しました。海外では、前立腺肥大症手術は日帰り手術として行われている事が分かりましたので、日本でも日帰り手術ができる施設が無いかどうか調べましたら、該当する施設が 見つかりましたので診察を受けに行きました。
Q. 実際に診察を受けていかがでしたか?
A. まず、驚いたのが外来患者の多さでした。患者さんの話し声などを聞いていると全国津々浦々から診察を受けに来られている患者さんがいることで、「全国的に有名な病院なんだな」と安心感がありました。実際に診察を受けて、手術希望である旨お伝えして、最新のレーザー手術装置(CVP)で手術を行う事になりました。
Q. 実際に手術を受けて、術後に痛みや違和感などはありましたか?
A. いいえ。全くありませんでした。
私は抗血小板薬等を服用していますが、術前の説明で、麻酔科医が手術中の循環管理を行うということを聞いていましたので不安もありませんでした。手術中は麻酔が効いていますので痛みはありませんし、手術後も痛みはありませんでした。手術後3日で導尿カテーテルを抜去しましたが、特に違和感もありませんでしたね。
Q. 導尿カテーテルを抜いた後、自発排尿時に何か気になった事はありましたか?
A. たまに、カスの様なものがおしっこに混じって出てきたことがあり、少し心配になりましたが、執刀された先生から、カスの様なものが混じる事は聞いていましたので、あまり気には留めなかったです。血尿などもありませんでした。
Q. 手術をする前と比較して、改善したとの実感はありましたか?
A. それは、もう全く違いますね。おしっこの勢いも凄く良いですし、残尿感の無い爽快さやトイレに行く回数なども手術前と全く違います。同年代の友達にもよく言いますが、「私のおしっこは少年の様だ」と思います。こんなにトイレを意識しないで 日常生活を送れることが楽だとは思いませんでした。
Q. 具体的に日常生活がどのように変わったかを教えてください。
A. 仕事では、打ち合わせ中や事務作業中にトイレに行く事で中断してしまうことが本当に少なくなりました。それから、夜間にトイレに行きたくて目覚めることが無くなりましたので、熟睡できているという実感があります。朝の目覚めが全然違いますね。日常生活を送る上でも、旅行や趣味などに興じる上でも、トイレを意識しないので没頭できるようになりました。
Q. この結果に際し、ご家族は何か仰ってますか?
A. 妻からも、トイレに行く回数が少なくなったね、等言われます。家族などの周囲の方達から見ても分かるくらい、改善したのだと思います。
Q. これから前立腺肥大症の治療を受けようか迷っている方へアドバイスをお願いします。
A. 現在、仕事をされている方や趣味を楽しんでいる方など様々だと思いますが、トイレの回数が増えたり、寝不足になることは、生活を送る上での足枷・負担になると思います。私は 60才代で手術を受け、元気に仕事や趣味を楽しめています。単に老化による衰えと思わずに、自覚 症状があるのでしたら1日も早く治療を受けた方が楽になると思いますし、日常生活も充実すると思います。
人生を楽しむ為の利便性を良くする為にも、なるべく早い段階で治療を受けた方がいいと思います。足枷・負担が無くなることで、トイレを気にせず、「外に出てみよう」「何かに挑戦してみよう」など前向きな気持ちにな れます。体が健康になると気持ちも前向きになれると思います。